解散・総選挙が決まって今後の動きが決まり、いろいろと動きが出てるようです。

まずは、小泉首相の会見全文から。
マスコミの報道では「ガリレオの地動説になぞらえて」とかって部分だけ抽出されて報道されてますが、それって全然話の本筋じゃなくて、

残念ながらこの法案は否決され廃案となりました。国会の結論が、郵政民営化は必要ないという判断を下された。私は本当に国民の皆さんが、この郵政民営化は必要ないのか、国民の皆さんに聞いてみたいと思います。言わば、今回の解散は郵政解散であります。郵政民営化に賛成してくれるのか、反対するのか、これをはっきりと国民の皆様に問いたいと思います。

公務員の特権を守ろうとしているんじゃないですか、国家公務員の身分を守ろうとしているんじゃないですか、反対勢力は。そういう既得権を守る、現状維持がいい、そういう勢力と闘って、本当に改革政党になる、自民党はなったんだということから、この選挙で国民に聞いてみたいと思います。自由民主党は郵政民営化に賛成する候補者しか公認しません。

ってあたりの部分で、郵政民営化に賛成なのか、反対なのか、国民に決めてもらいたいという趣旨なはず。改革に反対な行動を取ったが故に論点をずらしたい民主党と共に、早くも小泉憎しなマスゴミ戦略のようですね。

その民主党はというと、「もっと大事なことがある」ってスローガンを決めたそうです。

枝野幸男同委事務局長は「いろいろな意味があるが、今の政権は大事なことを放り投げている。われわれはもっと大事なことをやるということだ」と説明した。　

うわ、「いろいろな意味があるが」って、すっげー玉虫色。何が大事なのかはこれから決めるみたいです。


続いて、自殺した永岡前衆院議員の妻が立候補とのこと。
第一報をラジオで聞いた際は「自民側 or 脱自民側、どっちから出るのかな」と思ってたんですが、どうやら自民側のようですね。正直、一人の議員の死を少しでも有効利用しようという卑しさが拭えないし、同情票さえ集められればそれでいいという戦略が透け透けで、感心しません。亀井ならやりそうだと思ったけど、自民県連かぁ。

言われるだろうと思ってたのが、衆院解散により、審議中だった61法案が廃案の件。
「14歳未満でも少年院送致を可能とする少年法改正案」については廃案になったのは残念ですが、「共謀罪」なんかがスルーされたのはある意味良かったのかも。まぁどうせ通らなかっただろうとも思いますが。
「欠席も反対と同義だ」と言われていたのに敢えて欠席した数人の議員は、民営化には反対じゃないけど他の法案には反対なので解散してでも廃案にさせたいっちゅーニュアンスも見て取れるような気もします。

んで、いいタイミングで踊り場脱却宣言との小泉フォローも。「小泉に任せておけば景気は良くなる」と思い込む層も割りといるだろうし。


あと、どーでもいいところでは“ムネオ新党”結成へだってさ。

鈴木氏は昨年の参院選で約４８万票を集めた。前回衆院選の比例代表北海道ブロックでは公明党が約３９万票で１人を当選させており、比例なら“ムネオ新党”が当選者を出す可能性がある。

とのことですが、逆に言うと「復帰するには新党作って比例の枠を確保」ちか道がないってことでしょうね。