2024 11,24 02:47 |
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2004 01,14 23:52 |
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天皇杯のニュース映像で、鹿島の本田が大久保を小突いて挑発するシーンを見た。イエローを既に一枚出されている大久保は一瞬カチンときて報復に出ようとするものの、耐える というものだった。
以前、平山に付いて書いた際にも「大久保は潰れた」と書いたが、それについて補足しておきたい。 大久保についてはマスコミが囃し立てるほどの選手ではないとは思っているが、「終わった選手」だと思っているわけでは無い。年齢を踏まえて、と言う前提の上では 持っている能力はかなり高い水準に達していると思う。ただ、「このままでは終わってしまう」と思っている。 Jリーグ以降の選手で「若くして終わってしまった選手」と言えばやはり前園真聖だろう。アトランタ五輪の頃には、あのナカータを脇役にCMで(もちろん試合でも)ブイブイ言わせていた彼が、下位に低迷していた東京Vでさえ年棒500万、それさえ維持できずに戦力外で韓国リーグ、そこでもレギュラーを取る事もできず、帰国。絵に描いたような転落っぷりである。 大久保・前園(他、多数の早熟だったプレイヤ達)に共通して、マスコミの異常とも言えるもてはやし方がある。若い時期でもあるし、そりゃあんなにスター扱いされれば誰だってテングにもなるだろう。 問題なのは、そのプレイが持続できなかった時。更に言えばプレイは持続or向上しているにもかかわらず、日本代表に得点が入らなくなった時である。マスコミはままで持ち上げてきた選手を簡単に、そして当然のように戦犯扱いする。ここで例えばカズのようなベテラン選手であればマスコミとの付き合い方も慣れたものだが、若い選手はヘシ折られた鼻っ柱を何とかしようと足掻き、焦る。もちろん全ての人間がコレで潰れてしまうわけではないが、自分を見失ってしまうほどに持ち上げられた若者には厳しい洗礼となるのは間違いない。 ちなみにDFの選手は、重要な試合で相当なポカでもしない限り、戦犯扱いされる心配は少ない。そもそもマスコミに取り上げられることも多くないし。テングになって消えていったDFと言うのが少ないのは、その辺のところが大きいんじゃないかと見ている。 大久保は今、代表で得点を取れないことで その洗礼を一身に受けている。しかも今年はアテネ五輪&W杯予選のある厳しい年。風当たりは一段と強くなることだろう。幸い彼の周りには、森島・西澤といった頼れる先輩がいる。潰れそうなほど期待とプレッシャーのかかった彼を支えてくれるだろう。しかし、これらの状況を最終的に克服するのは大久保自身。この状況を跳ね返し、(個人的にはあまり期待していないがw)日本を代表するFWに成長してくれるとありがたい。 蛇足ながら冒頭のシーンに戻るが、それにしても本田はこういうの似合いすぎ(笑) 主審が去った後の「キレるまで、まだまだ続けるぞ」的な笑顔は、鹿島の老獪さを象徴しているようにさえ見えた。 PR |
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コメント |
「大久保はダメだ」という現時点での評価は変わらない。けど、日本を背負うFWとして台頭してくれるのは嬉しいし、それを望んでいる。
「大久保さん、不当に低い評価をしていてゴメンなさい」と謝る日が、来るといいなぁ。 【2004/01/1915:55】||ma2h#863a50f9e1[ EDIT? ]
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