2024 11,22 14:24 |
|
2006 07,04 14:26 |
|
早めに帰宅して、久しぶりに22時台にテレビを点けたんですが、そこで飛び込んできたニュース。
本当に、本当に本当に残念。 「半年前から決めていた」との話だけれど、じゃあnakataTVでカズと対談してた時は、既に引退するつもりだったのかよ。2010年W杯の時にはカズが43歳でヒデが32歳で...なんて話をしてたときにも、ただ話しを合わせていただけだったのか? 今回のW杯で、明確に「nakataと、それ以外」という図式が顕わになった。それは単純な仲間意識とか、そういうレベルだけじゃなくて、試合への取り組み方や準備の仕方など、「プロとして」という部分において。 中村や小野も、海外での実績と言う点では決して中田と大きく違うわけではないけれど、それでも両者の間には決定的な違いがあった。それは“ナカタは凄くて、ナカムラはダメ”なんてものではなくて、中田に有って、中村・小野に無いものが存在していた。それを「プロ意識」と呼ぶのか「責任感」と表現するのか、言い方は様々だと思う。 中田にしか無いもの、それは彼の成長における環境 ---例えば、20歳ソコソコの頃から、日本のナンバーワン選手として祭り上げられることの誇りと重圧など--- によって育まれたものであって、中村や小野がすぐに手に入れようとしても、数年で手に入るものではない貴重なものの筈。 だからこそ、彼にはもっと現役を続けて欲しい。日本のナンバーワンでなくても構わない、むしろJリーグに居て、我々や子供たち、若い選手に、彼のやり方・哲学をもっと見せて欲しかった。そう、カズのように。 カズの哲学と中田の哲学は、イコールではないと思う。だからこそ、「カズ魂」を39歳になっても魅せ続けてくれているカズのように、「ヒデ魂」を伝えて欲しかった。それは間違いなく、日本サッカー界に大きな大きな財産となるはずだった。今回の日本代表には伝え切れなくても、まだまだ時間は十分にあるじゃないか。 海外では、「引退発表→撤回」というのはよくある話だけれど、中田の性格を考えると、とてもそんな楽観的な気分にはなれない。けれど現時点で「ヒデ、おつかれさま」といえる気分にもなれない。今はただ、大きな喪失感...。 蛇足: それにしても、ニュースステーションにおける古館の言葉の薄っぺらさには驚いた。元日本代表の福田のコメントにも深みは感じなかったが、古館のそれは酷すぎる。中田の選手としての背景とか、今の状況とか、そういったもの一切を切り捨てて、条件反射だけでコメントを返している。タレントとしての古館は嫌いではないが、キャスターとしては最低だ。 それに比べ、サッカーに対しては門外漢であるはずの松岡修三。自身の実体験(伊達公子とのやりとり)などを元にした、言葉を選びながらも実直なコメントに、ちょっと泣けた。 PR |
|
コメント |
はじめまして。修三はいいコメントを言ってくれたようなのですね。ファニーな印象が強い彼ですが、芯のしっかりしたスポーツマンだと思っているので嬉しいです。
以前本で読んだのですが、1998年のワールドカップの日本 vs アルゼンチンで、スタジアムにいた修三は日本が敗れた後に頭を抱えて動かなくなっていたそうです。それを見たサポーターが「さすが世界で戦うことを知っているやつは違う(笑)」と冗談交じりでたたえていました。 【2006/07/1016:45】||けんご#990ca7c5eb[ EDIT? ]
|
> けんご様
コメントありがとうございます。 松岡氏は「熱い」というイメージのみが先行している面があるように思いますが 決して軽薄なコメントを吐かないよう、心がけている様子が見えました。 「世界で戦うことを知っている」という部分で、サッカー選手である福田氏以上に、中田選手と共感できるものがあったのかもしれませんね。 【2006/07/1114:45】||ma2h#986ec7a2d5[ EDIT? ]
|
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |