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2005 03,09 12:09 |
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モバイル社会研究所の報告によると、「WinnyがCDの売り上げの相関関係を計量経済学的に分析したところ、売り上げ減少につながっていないと」という結果が出たんだそうです。(元記事)
> 学生500人にアンケート調査を行い、1年に買うCD枚数を調査したところ、Winnyを使用前と使用後でも > 購入枚数に差がなかった。田中助教授は、「オリジナルがほしい人はコピーの有無にかかわらず購入し、 > コピーを利用する人はコピーを禁止されても購入するわけではない。両者の需要が違うため、 > 影響はないのではないか」と分析した。 とある。周りのwinny利用者(ワタシはwinnyで著作権侵害なんてした事はないですよ。ってことで一応。)を眺めてみるところ、体感として上記の分析は間違ってなさそう。ただ もう少し思うことがあって 「元々はオリジナルを購入していたけれど、コピーに味を占めて購入意欲が減退し、コピーをやめても購入意欲が戻らなかった」という層も居るように感じてます。なので「売上減少には繋がっていない」って断じてしまうのはちょっと違うんじゃないかと思うわけです。このへんは、winMXやwinnyが流行した時期と、楽曲自体の商品価値減退に歯止めがかからなくなってきた時期が重なっているので、因果関係を証明するのは難しいんじゃないかと思うけれど。 一方、winMXやwinnyが出る前からCD売上は下降していたんで、売上低下の元凶が著作権侵害、という論調にも異論があります。数十年と言うスパンで活動しているアーティスト(サザンとか)も、全盛期に比べ全体的に売上低下しているのを見ると、楽曲の質が云々と言うよりも音楽CDという媒体そのものの魅力の低下や、好みの多様化にとって1つのビッグヒットより多数のスマッシュヒットが出るようになったこと、あと単純に全盛期がバブリーだっただけ、ってあたりに売上低下の要因があるんじゃないかと、素人ながら思ったりするわけです。 要は、「winMXやwinnyによるCD業界への打撃はあったけれども、それ以上に業績低下の要因はあるんじゃないかな」ってトコでしょうか。個人的な所感として。 PR |
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