日曜朝のお楽しみ、特撮ヒーローシリーズ。「アバレンジャー」が終わって、新ヒーロー「デカレンジャー」が始まった（正確には2話目）。

今回は刑事（デカ）ということで、メンバーは公務員。アバレンジャーでは恐竜だったモチーフは「犬」。小学生レベルの浅い読みでも『警察の犬』ってフレーズは出てくるだろうけどなぁ。きっと何かを狙ってるんでしょう。狙いの効果は謎ですが。まさか『上層部からの圧力と葛藤するヒーロー』みたいな展開に・・・なるわけないよな。
他にも、業務中にナンパしたり戦闘シーンでも警告と威嚇射撃は欠かさなかったり、「お前は絶対に許さない！」とか言う割に倒すかどうかの判断は裁判所に丸投げだったり、ロボットは（人の入った）ビルを盾に戦闘するなど、いやらしいほど現代の公務員のマイナスイメージを前面に出したキャラクターづくりになっていて、ツッコミどころ満載です。

脇を固める俳優陣も、安い着ぐるみ着た所長（ディテールはジャビット以下、素人コスプレ並）が微塵も説得力のない見た目の癖に「不満があるならオレはここを去る」とか園児レベルの駄々をこねて強権発動している隣には、機械のオペレーション系を担当として石野真子の姿が。

従来の肉弾戦→怪物が巨大化→ロボ戦の順番が逆になっていて、早い時間帯にロボが出てきてみたり（水戸黄門がいきなり印籠出すようなもの）、火花やレーザーといった映像効果だけでなく、ロボ自体にもＣＧを使いスピィーディな戦闘シーンなど、今までのシリーズ物と比べて画期的な挑戦も。

ED曲にはヤマトや銀河鉄道999で知られる大御所、ささきいさおを起用するあたり、子供ウケを狙ってないんじゃないかっちゅ疑惑も感じてみたり。